週明け。
会社からのメールがたくさん届く。連休明け、月末前の確認事項。健康保険の保険証切替方法の確認。車両保険の使用について。などなど。
その返事のメールを書いているうちに午前中の時間はみるみる過ぎていく。
11時。土曜日に、お世話になりましたありがとうございましたと過去形の挨拶をしたばかりの理学療法士のM先生が病室に登場。新しく担当になった理学療法士と作業療法士は今日まで休みのため代行でリハビリ指導を行ってくれるとの事。
リハビリセンターに向かい、右足のストレッチ。足を上下に持ち上げる運動はなんとかこなせるものの、左右に開いたり、横向けに寝転んで右足を上げる運動は痛みが伴って苦しい。左片足のスクワットとかかと立ちを30回2セットのあと、松葉杖での歩行訓練。
リハビリ室を2周回ったところで「外に出てみましょうか?」とM先生。松葉杖をついて建物の外に。暑い。建物の外に出て、しばらく壁伝いに歩く。壁際にベンチが並べられてある。
「すわりましょう」とM先生。
並んで腰掛ける。
自転車の話、ウェアの話。自転車の値段や独特のウェアやヘルメット姿には違和感を感じるという、ドロップハンドルの自転車は競輪専用に使うと思ってたという、M先生のママチャリ通勤経路でのほんのわずかな傾斜がきついという、そんな話。若くて美しいM先生の笑顔がまぶしい。しばらくそんな取り留めの無い話をして「さあ、もどりましょう」といわれて名残惜しく立ち上がって差し出された松葉杖に体を預ける。ベンチと駐車場の間に植え込まれた木立の木漏れ日が足元と杖の間できらきらと輝く。
昼食後もメールの返事を書く。添付ファイルを作成する。そうして時間が過ぎていった。
夕食後、担当の看護師から呼び止められる。あしたお風呂に入る日で、リハビリ病棟の風呂は初めてなので私も立ち会いますとのこと。看護師に裸を見られることにすっかり抵抗はなくなっている。
久しぶりの夕焼けを見ながら、メールの送信ボタンを押したのがまだ夕方の7時前。
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