2009年9月1日火曜日

ちょっとだけサイクルマシン

昨日理学療法士にお願いをしたサイクルマシンに乗せてもらうことができた。
午後からのリハビリは2時からと4時からの2回に。
右足にかける体重を20kgにする練習を昨日に続いて何度も繰り返した。
だいぶ感覚がつかめてきた気がする。
4時からもヘルスメーターを使った荷重調整の練習。
そのあと10分間だけサイクルマシンに乗せてもらう。サドルを一番高い位置に設定してもらい、一番負荷の軽いべダルに調整してもらって10分間漕ぎ続ける。右足と左足のバランスが崩れてギクシャクするかと思ってたが、そんなこともなくスムーズにペダルを回転させることができた。
10分間でうっすら汗が滲んでくる程度の軽い運動。
久しぶりにペダルを漕いだのが嬉しくて、そういう表情をしてたらしく、理学療法士に「たのしそうですねえ」と冷やかされた。

昼前にコルセットを腰に巻きつけたお年寄りが部屋にやってきた。
これで入居者は3人。

昨日転室してきた中学生は午前中にリハビリに行って、それから帰ってきたらずるずると鼻水をすすっているので、風邪でもひいたのかと思っているところに、体格の大きなちょっと怖そうなお父さんが見舞いにやってきた。
泣いている息子に対して「どうしたんや、何で泣いてるんや」と何度も聞くが、聞けば聞くほど鼻水をすすってただけの泣き方が、ヒーヒーと息を吸い込む嗚咽に変わっていくので、もしや、昨日のゲーム機のことで注意したのが原因やろか、そういう理由をお父さんに告げ口したら、そのこわもてのお父さんの怒りの矛先がこちらに向かってきて、罵声を浴びせられ鉄拳制裁を加えられることになったらどうしようと恐怖の妄想が渦巻く中で、息を潜めて親子の対話を聞いていた。
どうやら、急性期病棟から回復期リハビリ病棟に転棟してきたことが原因らしいことが聞こえてくる。急性期病棟の看護婦や今までのリハビリ担当の理学療法士が優しかったのに比べて、回復期リハビリ病棟の看護師や新しい担当の理学療法士は不親切な感じがするらしく、急性期病棟に戻りたいという、そういう理由で泣いていたということらしく、こわもてのお父さんから「ここに来るのはもうすぐ退院できるからなんやで」と慰められていた。
罵声を浴びせられたり、鉄拳制裁を受ける恐怖の妄想から解放された。
いままで息を潜めて親子の会話を聞いていて、部屋から出るに出られなかったのが、ようやくトイレに行くことができた。ふー、助かった。

そんな月初めの一日。

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