2009年9月13日日曜日

雨上がりの日曜日

昨日の雨とは打って変わっていい天気の日曜日。

同室の高齢の患者の家族が見舞いに来る。
「おじいちゃん、誕生日、おめでとう」
どうやら、今日が誕生日らしい。
聞くともなしに聞いていると、昭和8年生まれらしい。
父親と同じ生まれ年である。
見舞いの孫は、
「これから焼肉食べに行くねん、おじいちゃん」
と両親ともども去っていった。

昨日に続いて20日締めの資料の前倒し作業を進める。

週の初めに自転車通勤を勧めた男性看護師が検温と血圧測定。
自転車購入をまだ逡巡している。自分が購入したショップを教える。自転車通勤となればその看護師の通勤経路にショップはあることになるので何かと都合も良かろうと、スポーツバイクの専門店ではないけれど、いろいろ親切に相談に乗ってくれると思うと伝えた。

夕方3時からリハビリ。

平行棒を使ってと松葉杖を使っての引き続き1/2荷重の訓練。
エアロバイク30分。
エアロバイクにはCATEYE EC-1600と表示がある。
サイコンやライトだけではなくフィットネス商品も作っているというのを初めて知った。




リハビリから戻ると昭和8年生まれの患者が入り口のほうに向いてベッドに座っている。
目があって、軽く会釈をする。
「今日がお誕生日だそうですねえ、おめでとうございます」
「いやいや、もう年でね」
「昭和8年のお生まれなんですね。うちの親父と同じです。酉歳ですね」
「そうそう、酉年、おとうさんは?」
「ええ、去年、膵臓がんが見つかりましてね、予後3ヶ月といわれたんですけど、1年半もってます」
「そうかそうか、膵臓はむずかしいらしいからねえ、ご両親は大切にせんとあかんよ」
「はい、まあ、そんな時期に、こんな怪我をしてしまいまして」
「よけいに大事にしてあげなさいね、おかあさんは」
「はい元気にしております。11年生まれです」
「ほう、うちの家内といっしょやね、で、おたくはおいくつ?」
「50です」
「ほう、うちの長男も同じや、35年生まれ?」
「いえ、34年です」
「そうかそうか、いまは事務所を引き継がでやっとる。うちの親父はね103歳まで生きたんよ」
「103ですか、長寿だったんですね」
「ああ、元気やった、ご両親を大切にせなあかんよ、両親を大切にせえへんやつは入れへんね」
「はい、大切にします」
『入れへん』というのは採用しないということらしく、おそらく長男に引き継いだ事務所のことだと思われるがどんな種類の事務所経営なのかは不詳。

5時半に夕食を終えて、資料の点検。少し手直しをして、メールの添付ファイルにて送信。

病棟の外に出て半そででは少し肌寒く感じる屋外の空気に触れてきた。昨日の雨が季節を進めたらしい。

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